ナイジェリア疾病管理予防センター（NCDC）は7月23日、全国11州の59の地方自治体地域で合計1,506人のジフテリア疑い患者が報告されたと報告した。
カノ州(1,055人)、ヨベ州(232人)、カドゥナ州(85人)、カツィナ州(58人)、バウチ州(47人)とFCT州(18人)が、全疑い例の99.3%を占めている。
疑いのある症例のうち、38.5％に当たる579人が確認された。確認された全感染者のうち、39人の死亡が報告された（致死率：6.7％）。
2022年5月から2023年7月までに国立疾病管理予防センターは、ジフテリアの疑い例が4,000人以上、確定例が1,534人を超えたと報告した。
報告された確定症例1,534人のうち、1,257人（81.9％）はジフテリアワクチンを完全に接種していなかった。
ジフテリアは、毒素を産生するジフテリア菌株によって引き起こされる重篤な感染症です。この毒素は人々を重篤な病気にする可能性があります。ジフテリア菌は、咳やくしゃみなどの飛沫を介して人から人へと広がります。ジフテリア患者の傷や潰瘍からも病気になることがあります。
細菌が呼吸器系に侵入すると、喉の痛み、微熱、首の腺の腫れを引き起こす可能性があります。これらの細菌が生成する毒素は呼吸器系の健康な組織を破壊し、呼吸困難や嚥下困難を引き起こす可能性があります。毒素が血流に入ると、心臓、神経、腎臓の問題を引き起こす可能性もあります。ジフテリア菌による皮膚感染症は通常、表面的​​なただれ（ただれ）であり、重篤な病気を引き起こすことはありません。
呼吸器性ジフテリアは人によっては死に至る場合があります。治療を受けても、呼吸器ジフテリア患者の約 10 人に 1 人が死亡します。治療がなければ、最大半数の患者がこの病気により死亡する可能性があります。
ジフテリアに対するワクチン接種を受けていない場合、またはジフテリアに対するワクチン接種が完全に受けておらず、ジフテリアにさらされた可能性がある場合は、できるだけ早く抗毒素と抗生物質による治療を開始することが重要です。
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